気候温暖化とエネルギー比率

鶴峯八幡宮の本殿跡 散歩
鶴峯八幡宮の本殿跡

今朝の新聞を読んでいて、COP26の議長国イギリスのジョンソン首相が、国連演説で「先進国に対して2030年までに石炭への依存を絶つように求める」との記事を読み、国内の石炭火力依存度を知りたくなり、少し調べてみました。

環境省のHPで「国内一次エネルギー総供給の推移」を閲覧(下記グラフ)すると、平成27年度時点で国内の石炭/石炭製品を使ったエネルギー供給は24.8%とあります。これを9年後の2030年にゼロにするとしたら、どうやったら達成できるのでしょうか。

おなじみの太陽光エネルギーは同時点で0.4%、東日本大震災をきっかけに太陽光エネルギー導入を進めてきたものの、 石炭火力をゼロにするには役不足なようです。

原油石炭石炭製品石油製品天然ガス原子力発電事業用水力発電未活用エネルギー太陽地熱バイオマス風力発電
H208,929.14,932.444.51,836.43,882.62,237.1662.5323.323.723.8229.425.5
H218,065.94,391.312.61,764.93,781.32,398.1659.2326.221.424.7209.831.0
H228,162.04,967.529.91,926.14,001.72,464.8703.0520.920.222.6346.933.9
H238,011.24,661.326.22,102.34,695.7875.0715.4535.919.223.0342.839.2
H248,049.34,873.829.22,199.84,890.7137.1649.1467.318.422.4342.740.6
H258,028.95,249.564.22,016.44,953.580.0671.3452.426.822.3370.543.7
H267,463.44,989.698.41,973.04,963.00.0687.4445.447.121.7387.642.3
H277,435.55,075.180.41,922.84,662.078.7710.2444.170.921.5389.943.0
国内一次エネルギー総供給の推移

環境省_環境統計集(平成29年版) [EXCEL版]1章 社会経済一般より

個人的には、地熱発電を期待していたのですが、温泉の枯渇を心配する地元の反対や、導入している地熱発電方法(汲み上げた熱水をそのまま発電に使う方法と、比較的温度の低い温水を活用して媒介物を沸騰させて発電させる方法)の差違などもあり、導入が進むどころか、発熱量は減少しているようです。

なぜ気になったかというと、寺社の倒壊が気になったからです。

千葉県では、2019年の台風で、南房総地方を中心に大きな被害を受け、市原市ではゴルフ練習場(のネット)が倒壊しました。

先週に訪問した市原市光風台付近で話をしていると、中高根の鶴峯八幡宮では、3年前の台風で本殿が傾いてしまい、しばらくは木材で本殿を支えていたのだとか。ところがどんどん傾いてしまい、とうとう本殿を取り壊したのだとか。

鶴峯八幡宮の本殿跡
鶴峯八幡宮の本殿跡

拝殿はしっかりあるのですが、幣殿が途中で切れて、本殿はすっかりなくなり整地されていました。

鶴峯八幡宮 は、神職の方も常駐しており、市原市近郊では比較的知名度も高く、参詣者の多い神社です。

地元ではなんとか再建したいようで話し合いは進められているようですが、コロナ禍でもありはかどっていないようです。

2019年月に訪問した館山市香の浅間神社

寺社にお金が集まらなくなったのか、気候温暖化に伴い風水害が増えたのかはともかく、石炭火力・石油火力への依存を減らす方法を、個人でも考えないといけない時期なのかもしれません。

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